『中国駐在妻が教える 海外赴任が決まったらやるべき「6つの準備」~はじめに~』
2017年10月01日
「突然の中国赴任の辞令…何から手を付けたら…?」
「日本人が少ない都市への異動かもしれない…現地の情報が少なくて困った!」
このページにたどり着いた、そんなあなたのために
このコラムを書いています。
はじめまして。
昨年秋に中国河北省のとある街へ、配偶者の赴任にともない引っ越してきました。
私がいま住んでいるのは、上海や北京などの大都市とちがい、日本人が少ない地方都市です。
「初めての海外赴任で、どんな手続きを、どんな順番で行ったらよいのか わからない」
「現地に関する情報が手に入りにくいので、なにを買っていったらよいのか わからない」
赴任が決まったとき、こんなふうに、わたしは途方にくれました。 なぜなら、
① 体系的に
② 実体験に基づいて
③ 詳しく
そんなふうに駐在準備・帯同準備について書いてある本やネット記事を見つけることが、できなかったからです。
「今後、駐在への不安を抱える人が減るよう、役にたつ情報をまとめたい」
そう考え、こちらの複数のコラムの中で「海外赴任が決まったらすべき6つの準備」をご紹介することにしました。
赴任者や周囲の方のお役にたてれば幸いです。
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赴任が決まったら一番はじめにやらなくては行けないのが、海外に住むための公的な手続き。
パスポート取得、ビザ取得、居留許可取得など。ビザなど、2国をまたがる手続きは思いのほか時間がかかることも。
関連して海外保険加入、予防接種も忘れないようにしましょう。
並行して、順次おこなうべきは、日本の公的機関に対する手続きです。
住民票の転出届提出、税金の手続きなど、普段なかなか行かない役所への対応が必要な場合も。
また、帯同者が退職する場合、失業保険関連の手続きが発生します。
準備3. お金に関する準備
赴任先の国の現金をある程度用意することはもちろんのこと、
日本では、銀行のネットバンキング登録、よく使う航空会社のマイレージ加入をしておくと便利。
赴任先の銀行では、準備ができたら口座を作りましょう。
準備4. 引越・家探し
会社にお勤めの場合、引越業者はおおむね、会社が選定するか、あるいは提携先があるかと思います。
しかし海外引越そのもの以外にも、考えるべきことがたくさんあるのが、赴任の「引越・家探し」。
例えば、持ち家の場合、その管理(貸すのか?売るのか?など)を考える必要があります。
赴任先での家探しにもポイントがあります。
住まうエリアや物件は、中国ならではのトラブルを避けるためにしっかり選定しましょう。
また、引越の際に気になるのが「赴任先に持っていくべきもの、手に入りにくいものは何か」。
わたしの経験をお話しします。
準備5 通信環境の整備
今や老若男女に欠かせない、携帯など通信インフラ。
日本にいる親戚やご友人と、国際電話に代わり、LINE等のSNSでの連絡を想定されている方もいるかと思います。
しかし中国でのネット規制は年々厳しくなっており、ただ日本の携帯電話を持って行っても、馴染みのSNSが使えない場合が多いです。
移動後なるべく早く快適に生活するための、携帯電話の選び方、VPNの選び方、日本の携帯番号の維持方法等をお伝えします。
準備6. 中国語の学習
中国の地方都市はもちろんのこと、北京や上海でも、英語が通じない場面はたくさんあります。
「ニーハオくらいしかわからない…。」
文化も言葉も違う国に住むのは不安ですよね。
でも大丈夫!
効率的に中国語を勉強すれば、数週間でサバイバルチャイニーズはできるようになるはずです。
おすすめの勉強方法をお伝えします!
※上記の6項目にわけて、赴任の準備のご紹介をしていきます。
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忙しい中、赴任の準備はたいへんですよね。
けれど文字に直して整理すると、やるべきことが可視化され、少し安心しませんか?
では次のコラムにて
準備1 海外在住のための手続き
について早速ご紹介していきます。