『中国駐在生活をより快適に!現地で使えるおすすめスマホアプリとは?』
皆さんはスマートフォンのアプリをよく使いますか?ゲームや情報入手のためなど、様々な用途で活用されていると思います。
例えば飲食関連のクーポンをアプリで入手するとか。とてもお得なので使っている方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。私自身も友人と食事に行くときによく使っています。
中国でもスマートフォン所有者は多く、むしろ日本より普及率が高いのです。人口も考えるととてつもない数ですよね。都市部においてはほとんどがスマートフォン所有者で、生活面での利便性を高めるためにもスマートフォンのアプリが活躍しています。
そこで今回は「中国生活で便利なスマホアプリ」を2つご紹介したいと思います。
どちらも習ってきた中国語会話が活かせる場面で使えるアプリですので、ぜひお試しください。
おすすめグルメなどお得な情報が満載!「美团」「大众点评」
美团(meituan.com)大众点评(dianping.com)は、日本でいうならばリクルートのポンパレや、楽天のRaCouponのような共同購入クーポンサービスです。人気のグルメ、映画、美容院、マッサージ、ホテル等々お得なクーポンを入手することができます。
このアプリをお店の単なる販促だと思ってはいけません。びっくりするほどお得になっていて、本当に使えるのです。外食が好きな人でしたら、絶対ダウンロードしておくべきです。上海の20代の女性で、クーポンのあるお店しか行かないというツワモノもいるほど、お得感満載なクーポンが多く掲載されています。逆にクーポン使わずにお店に行くことが損なのではないかと思うほどです。
○中国語に自信がなくても使い方は簡単、まずお店を探します。
例えば、火鍋が食べたくなったとします。中国の本場の火鍋は、香辛料が巧みに使われていて、特に辛いものが好きな人は、病みつきになってしまいますよね。まずアプリを開き、グルメを意味する中国語「美食」からカテゴリーを選びます。「ファーストフード」「カフェ」「焼肉」「四川料理」「広東料理」「東北料理」そしてもちろん「日本料理」もあります。たくさんカテゴリーがあるのでいくつあるのだろうと数えたら27個もありました。すべて漢字から中国語の意味が推測できるはずです。漢字文化に感謝しながら、カテゴリーの中から「火鍋」を選びます。
○お得なお店を発見するための、便利な機能をご紹介します。
次に、希望に近いおすすめのお店を探し当ててくれる「智能排顺」という機能を使ってみます。「一番距離の近いお店」「価格の安いお店」「最新クーポン」等をランキングで教えてくれます。
美味しいお店に行きたいので、評価が高いお店「好评优先」を見てみます。ランキング1位のお店は、100元の代金券を65元にて販売しています。販売数が7桁になっており、評価は6桁の人からもらっています。この数字からいかに多くの人がアプリを使って、外食を楽しんでいるかがわかります。レビューでは5つ星でランキングされており、全体評価だけではなく「サービスの態度」「お店の雰囲気」から始まり「肉類が豊富」「味が良い」「量が十分」「海鮮が良い」「スープが良い」と細かに評価が付けられています。お店の雰囲気をみたければ、その評価を見るとたくさんの消費者が撮った写真を見ることができますし、肉類も海鮮も写真でチェックすることができます。
○このアプリ、お店の行き方の詳細も提案してくれます。
たくさんの情報を仕入れて、行きたいお店が決まったら、お店の詳細「商家信息」を見てみます。現在所在地からお店までの距離が表示され、タクシーで行った場合、バスで行った場合、地下鉄で行った場合と、行き方の詳細を教えてくれます。行き方が把握できたら、お店に電話予約しましょう。中国語に自信がなくても、予約の電話ですのでお店も歓迎してくれるはずと自信を持って、自分でかけてみましょう!何事も挑戦です。
○購入方法は、慣れるととっても簡単です。
今すぐ購入の「立刻抢过」を選び、携帯番号を入れるとショートメッセージで認証コード「验证吗」が届きますので、それを入力します。発注の「快捷下单」を押して、銀聯カードやクレジットカード、支払宝等を経由して支払い完了すれば、クーポンがPassbookに入ります。使い方に慣れたら非常に簡単で、あっと言う間にお得なクーポンをゲットすることができます。
○クーポンを購入したけど本当に使えるの?そんな心配はご無用。
クーポンを発行しているお店に行くと、ほとんどの場合、「美团」のスカイブルーのステッカーが貼ってあるので、安心してお店に入ることができます。美团以外にも「大众点评」という共同購入のクーポンサイトもあります。こちらもかなり普及していますので、このオレンジ色のステッカーを目にすることが多いかもしれません。クーポンサイト通の人は、両方チェックしてどちらがお得か比べてみるのも面白いかもしれませんね。店員さんにクーポンを見せると、嫌な顔をせず手際よくクーポンを読み取り、割引を行ってくれるので、このアプリがいかに浸透しているか実感できるはずです。
かつて上海に滞在する日本人の間では、火鍋といえば「小肥羊」が主流でした。現地の人に人気のあるお店に行きたいと思ったら、現地の人に連れて行ってもらうしかありませんでしたが、今では人気のある美味しいお店をネット情報やアプリで知ることができるようになりました。この便利な文明の利器を使わずにいると、もったいないです。ぜひぜひダウンロードして使ってみてください。
乗りたい時にかんたん予約!タクシー配車アプリ「快的打车」
いつでも呼べばすぐ来る「随叫随到」を掲げている「快的打车」(kuaidadi.com)もとても便利です。このサービスはアメリカ発祥のUberと同様で、タクシーに乗りたい時にアプリを使って配車してもらえます。上海に行ったことのある人でしたら、タクシーの争奪戦に巻き込まれて、イライラした経験のある人も多いと思います。急いでいるからタクシーに乗りたいのに、まったくタクシーが捕まらないから結局遅刻してしまったとか、雨に濡れたくないからタクシーに乗りたいのに、タクシー探すのに雨でびしょ濡れになってしまったとか、上海ではタクシーは頭が痛い問題の一つです。
○中国語に自信がなくても、使えます。
まずアプリを開くと現在所在地が地図上に表示され、近所を走っている同じく快的打车のアプリを使用している運転手さんのタクシーが表示されます。もし今すぐタクシーに乗りたい場合「现在用车」を押しながら、現在地と目的地を口頭で述べます。これは中国語の初心者にとってハードルが高いので、中国語の発音にかなり自信がないとできません。通じるかどうか試しにやってみるのも面白いかもしれません。通じなければ、どの運転手さんからも相手にされず寂しい思いをしてしまいますが…。通じれば、近くを走っていた運転手さんから応答がもらえ、すぐに来てもらえます。
中国語にまったく自信がなければ、現在地と目的地を入力して予約もできます。早朝に出張で空港に行く場合、前の晩に予約しておけば出発前に慌てることなく、タクシーに乗れます。アプリを使い始めた当初、本当に運転手さんが来てくれるのか心配でしたが、予約完了したら、運転手さんから電話が来るし、アプリ上で運転手さんの位置を知ることができ、こちらに向かってきてくれていることが確認できて安心します。またこのアプリを使えば使うほど、ポイントがたまっていくので、それもアプリを使う楽しさになります。
○運転手さんとトラブルの心配は?
予約した際、運転手さんのレビューを確認することもできますし、万が一トラブルが起こった場合、車のナンバーも登録してあるので、それを元にクレームをすることも可能です。また多くの運転手さんは良いレビューを蓄積しようと頑張っているので、問題のある運転手さんに出会う可能性は低いかと思います。
如何でしたでしょうか?
皆様の中国駐在生活が少しでも快適なものなって頂ければと思い、今回は中国で使えるアプリをご紹介させていただきました。
ちなみですが、中国のスマートフォンにはGoogle Playがインストールされていません。これは2010年にGoogleが中国から撤退した事が関わっていますが、Androidの端末はしっかり普及されています。
では中国のAndroidユーザーはどこからアプリをダウンロードしているかというと、代表的なところでは「百度应用」「360手机助手」「应用宝」などが多い様です。他にも人気なものもありますので、是非現地の方からオススメのアプリストアを聞くと良いかもしれません。